広大な Cyber Forest(サイバー・フォレスト)の奥深くには、聖山がそびえている。そこは Cyber Forest で最も神秘的な場所であり、永遠が隠され、生命の起源が眠る地だと伝えられている。
聖山の麓には、七色の霧が昼夜を問わず立ち込めている。その霧は幾千年もの間、一度も消えることがなく、人々はその地を「Misty Forest(霧の森)」と呼んだ。ハルピュイアの少女、Amelia Hartmann(アメリア・ハートマン)はこの地に暮らし、何かを守っているかのように佇んでいる。
彼女は、Misty Forest に足を踏み入れたすべての生物にとっての悪夢である。太古の昔から、この森から生還できた者はごくわずかしかいない。そして生還者たちは、森の中で起きた出来事の記憶をすべて失っていた。
彼らが唯一覚えていたのは、幻覚の中、耳元で絶えず響き続けていた囁き――「Tanya Charybdis……」。
それが誰の名なのか、何を意味するのかは分からない。ただ、その囁きはやがて、彼らの生涯を蝕む悪夢となった。